3月4日掲載都道府県(1) / 企業登録数(12)

(就職)について

退職手続きについて

転職·就職が内定し、いよいよ「退職願」を提出…これは、タイミングが大事になってきます。退職願から退職手続き一般について、Iターン·Jターン·Uターンのケースを見て行きましょう。

遠方への転職なら、有給休暇の有無を確認する

退職は「退職願」を直属の上司に書いて渡すのが通例です。上司はそれを人事担当者に送り、退職手続きが開始されます。退職願が受理されても、職場によっては月末まで在籍しなければならないケースもあります。有給休暇はどのくらい残っているのかを確認してから、退職願を出すほうがいいでしょう。

有給休暇があれば、その期間に次の会社に出向き、住まいや通勤の交通手段などを決めておきましょう。とくにIターンやJターンの場合は見ず知らずの土地に住む可能性があります。事前に会社の人事担当者に地理関係や交通手段、道路などを聞いておきましょう。

退職日が近づいたら身辺整理

退職日が決まったら、社内の机やロッカー内を整理します。個人情報や会社のマル秘文書などは会社の規定通りに処分返却を行います。

会社で使用した「社員証」「社章」「名刺」「身分証明書」「制服」「ロッカーの鍵」「健康保険被保険者証」などは一切返却。顧客名簿や顧客の名刺などを持ち帰りたい場合は、上長に許可をもらいましょう。

パソコンやUSBなどの扱いは最も重要です。会社の情報を勝手に持ち去り、次の会社で使用した…となると守秘義務違反となり、罪に問われることになりかねません。

退職日に、人事担当者から受け取るものは

いよいよ退職日、人事担当者から受け取る書類は以下の通りです。

  • ①離職票

    会社を退職した証明書。退職して失業給付金を受け取るための書類で、退職後すぐに転職する場合は必要ありません。

  • ②雇用保険被保険者証

    雇用保険加入の手続きに必要な書類です。
    健康保険·年金保険·労災保険·失業保険の4つ(あるいは2つ)に継続加入するためのもので、次の会社で引き継がれます。
    小さな紙片ですので無くさないようにしましょう。

  • ③源泉徴収票

    所得税の年末調整に必要な書類。会社によっては退職時すぐに受け取れず、郵送されることがあります。
    次の会社で必要です。

  • ④年金手帳

    国民年金加入者の証明書。番号は一生変わりませんので、転職先でもそのまま使用します。

転職先へは、手続きをなるだけ一回で済ませよう

退職と就職の手続きをスムーズにするには、人事担当者にあらかじめ聞いておくことが大事です。失礼と思っても、退職前に人事担当者に転職先での手続きを聞いておく。遠方の見知らぬ土地での転職ならば、住環境が整わないままの転職もあります。

手続きはなるだけ一回で済ませられるように、人事担当者と連絡を取っておきましょう。